皆さんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
以前のメールで、伏見稲荷大社が京都屈指のパワースポットであることをお伝えしましたが、今回は、パワースポットがなぜ生まれたのか?
そもそもパワースポットになぜ人が惹きつけられるのか?など、その背景について調べてみました。
パワースポットは、神道の考え方である自然を神聖視し、山、川、森などを神々が宿る場所と考える「自然崇拝」の伝統から生まれたようです。
また、神道のみならず仏教の発展と修験道(山岳信仰)の影響も大きいみたいですね。
修験道では山を修行の場として、霊的な力を得られる場所と考えられていたようです。
これにより、山岳や特定の寺社がスピリチュアルな力を持つ場所とされ、現代のパワースポットの概念に繋がっているとのことです。
ところで皆さん。映画 「剣岳~点の記~」は、ご覧になられましたか?
あらすじは、明治末期、当時その険しさから未踏峰とされていた剣岳ですが、陸軍参謀本部陸地測量部の測量官(主演 浅野忠信)に剱岳への登頂と測量の命令が下ります。
それは日本地図最後の空白地帯を埋めるという重要かつ困難を極める任務でした。
ガレ場だらけの切り立った尾根と悪天候・雪崩などの厳しい自然環境の中、とうとう山頂への登頂を果たすのですが、なんとその山頂からは、錫杖(しゃくじょう)や鉄剣といった修験者が修行で使う道具が発見されるのでした。
剣岳は、その厳しさから修験者の修行の場としての特別な場所、いわゆる聖地とされていたようです。
修験者は山岳を巡り、厳しい修行を通じて悟りや霊的な力を求めていたということでしょうかね。
そんなパワースポット(聖地)に辿り着きたいという願望は、今の現代人に引き継がれているのかもしれません。