狐グッズ」カテゴリーアーカイブ

狐の嫁入りと雨の表現

皆さん、こんにちは。狐は、「人を化かす」存在として昔話や地域の伝承として数多く登場しているようですね。天候の現象の一つに「狐の嫁入り」というものがありますが、晴れているのに雨が降るという矛盾した状況が、人間の感覚を混乱させることから、狐が何らかの魔法や不思議な力を使っているように考えられたからなのでしょうか。


この他にも諸説あるようで、多くの地域で伝えられる民話では、狐が嫁入り行列を行う際、その行列が人間の目に入らないようにするために、不思議な天気を引き起こすというもので、晴れと雨が同時に起こるという奇妙な状況は、狐の嫁入りの隠れ蓑として解釈されたという説があります。


また、狐の嫁入り行列は、提灯を持った華やかな光景とされていて、晴れている空は提灯の灯りのように輝き、雨は嫁入りを人目につかないよう隠すためのカーテンになぞられたという説もあるようです。


いずれにせよ、狐は、伏見稲荷大社では神の使いとされているように、やはり神秘的な存在として扱われていますね。


ところで、日本には、雨を表す多彩な表現があります。

例えば季節を表す表現では、時雨(しぐれ)・春雨(はるさめ)・五月雨(さみだれ)・秋雨(あきさめ)・氷雨(ひさめ)など。雨の強さや振り方を表す表現に、霧雨(きりさめ)・土砂降り(どしゃぶり)・横殴りの雨(よこなぐり)など。

感情や文学的な表現に、涙雨(なみだあめ)・菜種梅雨(なたねづゆ)・虎落笛(もがりぶえ)・慈雨(じゆ)など。

思いつく呼び名だけでもこれだけありますが、文献に登場する表現や地方の方言などを含めると100以上の表現があるそうです。

農耕民族であり古来より自然環境や自然現象に感謝と畏敬の念を持ち続けてきた日本人ならではの感覚ではないでしょうか。

狐の好物は油揚げ?

皆さん、こんにちは。「きつねにつままれた!」というフレーズを耳にすることはありませんか?この慣用句は、何が起こったのか分からず混乱したり、不思議な体験をしてぼんやりしたりしている状態を指すようです。

 

以前のブログで、伏見稲荷大社においては、狐が農業の守護神である稲荷大神の使いであるとして崇められていることをお伝えしましたが。

 

本日は、その狐の習性についてお話しさせて頂きます。

自然界において狐は夜行性であり、単独行動を好むことが多いようです。

彼らは敏捷で賢く、狩りの際には鋭い嗅覚と聴覚を使います。そのような習性にちなんでか、日本の文化においては、特にその賢さや神秘性が注目され、妖怪や人を化かす伝説としても描かれることが多いようです。

 

古来より、狐は特殊な能力を持つ動物とされていたようですね。
自然界のキツネは雑食性で、食生活は非常に幅広いようです。

 

主に小型哺乳類(ネズミやウサギなど)を狩る肉食傾向が強いのですが、昆虫や鳥類も食べるそうです。また、果実や木の実といった植物性の食物も食べることがあり、季節や環境によって食事の内容が変わります。

 


都市部に生息するキツネは人間の残した食べ物を探すこともあり、適応力の高い動物としても知られています。


狐の好物は「油揚げ」とされお供えする方も多いのですが、実際は、油揚げは食べないようです。

 

油揚げの材料は大豆ですが、この大豆は農業や食物の恵みを象徴する食材と見なされたことや油揚げの「油」自体が、豊かさや栄養を連想させることから、そのような伝承となったのかも知れませんね。

 

稲荷大神は、農業の守護神でもありますので納得できる話ですね。
私ども福乃家では、そんな狐グッズをたくさんご用意しています。

 

狐グッズが身の回りにあれば、高い適応力が身に付くかも知れません。(笑)

お稲荷さんと白狐の気になる関係

伏見稲荷大社の神は、農業や商業の神である稲荷神(宇迦之御魂神)です。

今回は、このご祭神と狐(キツネ)の関係についてご紹介させて頂きますね。

 

皆さんが、伏見稲荷大社を訪れた際には、たくさんの狐(キツネ)の像を見ることができます。狐は、稲荷神の使いでメッセンジャーの役割を果たしていると言われています。

 


8世紀、奈良時代の頃、秦伊呂具(はたいろぐ)という豪族が伏見の山の近くで狩りをしていた際、白い狐が突然姿を現しました。

その狐は田畑に現れ、口に稲の穂をくわえていました。秦伊呂具は、白狐が稲穂をくわえて持ち帰る姿を「神の使い」と解釈しました。

稲作の神、すなわち稲荷神の使いであると信じ、自らの土地に神社を建立し、米を守る守護神として稲荷神を祀ることを決めました。

これが、伏見稲荷大社の起源とされています。(諸説あり)


よって狐は、単なる動物ではなく、神聖な存在であり、稲作の神である稲荷神の使いとして、五穀豊穣や商売繁盛をもたらすシンボルとして崇められました。


そのため、境内の狐の像には、稲穂をくわえているものもあります。

また、中には巻物をくわえている像もありますが、巻物は学問や知識の蓄積を表します。

 

稲荷神が学問を積み深い知識を得て、商売・事業の繁栄を授ける存在であることを示しています。

この他にも、玉や鍵をくわえている像もありますので、参拝の際には、狐が何をくわえているかをよく観察してみて下さい。

 

また、それがどのような意味を持つのかを調べるのも面白いと思いますよ!
福乃家は、そんな狐をモチーフにした狐グッズをたくさん取り揃えています。

白い狐がとても可愛い表情で、皆さまのご健勝を見守ってくれます。

是非、ご覧になって下さい。