皆さんこんにちは。
われらが伏見稲荷大社は、なんといっても千本鳥居で有名ですが、鳥居と言えば広島の厳島神社も海の中にそびえたつ大鳥居が有名ですよね。
そんな厳島神社の大鳥居ですが、令和元年6月より行われていた大修理工事ですが、令和4年12月に竣工したとのニュースは記憶に新しいところです。
この鳥居は、1875年に再建された鳥居だそうですので、約150年もの間この地で参拝客を迎え入れ続けたことになります。
厳島神社の鳥居は木材が使用されており、老朽化や木材の腐食による耐久性の問題があり、今回、大修理工事が行われました。
この度の大修理工事では、木材内部の腐敗状態を正確に診断するための非破壊検査技術や、木材を長期間保護するための薬剤注入技術など最新の技術が用いられたそうです。
また、補修箇所の接合部には強度を高めるための金属ピンや樹脂素材が使用され、耐久性を向上させています。
まさにこれまで伝承されてきた伝統建築技術と最新の科学技術の融合により完成に至ったことになります。
これらの技術の融合によりこの厳島神社の鳥居は、大幅に耐久性が向上したようです。
次回の大修理は、いつになるのでしょうか?気になるところですね。
ちなみに、最初に厳島神社に大鳥居が建立されたのは、1168年と伝えられています。
なんと850年以上前ですね。
そんな遥か昔に、あれだけの建築物を建立した当時の人の技術と信仰心には感服させられますよね。