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あの天下人も鳥居を・・・。

皆さんこんにちは。

いかがお過ごしでしょうか。京都にお住まいの方はよくご存じかと思いますが、昔、伏見には伏見城という桃山文化を象徴する豪華なお城が存在していたんです。

江戸時代初期に廃城となり、建材は他の建築物に転用されたため現在は存在していませんが・・・。

 


ところでこの伏見城を建てた人物は誰かご存じですか?

 

実は、天下統一を果たした、関白豊臣秀吉なんです。

関白秀吉は、晩年、この伏見城を居城としました。

伏見城は、外交や軍事の相談がなされ、政治を行う拠点となっていたんですね。

  

城には金箔や豪華な装飾が施されていたそうで、朝廷の有力者や諸大名をもてなす場としても使用されたそうです。


当時の宴の風景を見てみたいものですね。

やっぱり京料理と伏見のお酒が振舞われたのでしょうね。
また、秀吉がその生涯を閉じたのもこの伏見城でした。あらためて、伏見ってすごいところですね。

 


そんな天下統一を果たした関白秀吉ですが、母の病気平癒を祈願するために伏見稲荷大社へ鳥居の奉納を行ったことが伝えられています。

 

百姓出身で足軽から身を起こし天下人となった秀吉もすごい人ですが、その天下人からも敬われるお稲荷さんもやっぱりすごい神様ですね。

伏見稲荷大社の鳥居はいくつある?

鳥居は、神社へ通じる門や、シンボルとして建っているだけでなく、神社の内側にある神聖な場所(神域)と、人々が暮らす外側の場所(俗世間)の境界を表しています。

このほかにも、鳥居には神社の中に不浄なものが入らないようにする「結界」としての役割もあるといわれています。


鳥居の下を通るときは、神聖な場所に入らせていただく気持ちを込めて本殿に一礼してから進みましょう。


さてその鳥居ですが、伏見稲荷大社にもこの入口を意味する鳥居は、ご本殿の正面にあります。しかし、この鳥居以外に伏見稲荷大社には、有名な千本鳥居をはじめたくさんの鳥居が存在します。現在は約一万基の鳥居が稲荷山の参道全体に並んで立っています。

 


実は、この鳥居は、一般の方の奉納もありますが、お商売をされている方や会社を経営されている方から奉納されています。

五穀豊穣や商売繁盛、また家内安全を祈願され、その願いが叶ったお礼として神様に奉納されたものです。

この奉納は、なんと江戸時代から始まったと言われています。古くから、多くの方々から信仰を集め、そしてご利益をもたらしてきたことがよく分かりますね。

 

なお、この鳥居の奉納ですが、初穂料を納めれば誰でも奉納することができますよ!

 
ちなみにその初穂料ですが、奉納場所や鳥居のサイズによって変わるそうです。気になる方は、一度、ネットで調べてみて下さい。