真榊 / 鈴にまつわる豆知識
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ローソク 豆知識
ローソクの生産量は、西が圧勝!
皆さんこんにちは。
神社やお寺を参拝する際、お線香だけでなく、ローソクに火を灯すことも多いと思います。
ローソクの歴史は古く、古代ローマやエジプトでは、動物の脂を用いて作られ、照明器具として使われていたそうです。
日本においては、奈良時代に中国や朝鮮半島から伝わったとされ、当初は祭祀や宗教的儀式で使用されました。
仏教や神道では、ローソクの火は「仏や神とのつながり」を象徴するとされ、祈りや願いを届けるための媒介として使われます。
日本で作られる伝統的な「和ろうそく」は、ハゼの木やウルシの実から抽出される植物性の蝋(木蝋)を使用しており、現在でも職人によって手作りされています。
その和ろうそくの産地を調べてみますと、滋賀県高島市・福井県小浜市・京都府京都市・三重県伊勢市の名前があがってきました。
京都市は神社仏閣が多いですし、伊勢市には伊勢神宮がありますので納得なのですが、高島市・小浜市は意外でしたね。
もう少し調べてみますと、高島市は、和ローソクの原料であるハゼの木が豊富に自生しているそうで江戸時代からローソク作りが盛んだったようです。
小浜市は、「若狭路」として、京都や奈良と深い文化的なつながりがあり、仏教寺院や神社が多く存在します。
仏教儀式や神事において、和ろうそくが神聖な火を灯すために必要不可欠であったため、地域での需要が高まり大量の和ローソク作りが始まったそうです。なるほどなるほど。やはりそれなりに理由があるんですね。
最後に蛇足になるかも知れませんが、ローソクの火を息を吹きかけて消してはいけない!とよく聞きませんか?あれは、不浄とされる息が火に触れることになり、縁起が悪いとされているからだそうです。皆さんお知り置きを。
そんなローソクですが、私ども、福乃家でも、豊富な種類のローソクを取り揃えております。ECサイトからでも購入は可能ですので、まずはご覧になって下さい。